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中級茶藝師店長の魂

茶藝師店長が斬る!〈安渓鉄観音〉

安渓鉄観音の世界の広さを学びましょう!


  安渓鉄観音を大きく分ける

安渓鉄観音は、一種類だけではないのです。
香りを基準にして大きく3種類に分ける事が出来ます。
ここでは、しっかりと紹介させて頂きます!(^^)

 ・酸香 suanxiang
中国でも多くの品評会を見てきましたが、
決勝に進むことが出来るのは、ほぼこの酸香だけです。
安渓鉄観音を飲み尽くした方に、絶対的支持を頂いております。
「酸香」は、心の中にすーっと染みこむような味わいです。

 ・原味 yuanwei
安渓鉄観音の独特な味わいが好きな方に人気です。
等級が上がるほどに純度の差がはっきりとしています。
原味の中にも色々な香りの鉄観音が存在します。

 ・花香 huaxiang
多くの方に好まれる優しい花の香りのお茶です。
作られる天候や発酵の具合により、色々な花の香りがします。
鮮やかな香りを「花」と例えている場合もあります。

3種類共に大きな違いがございます。
その違いをしっかりと学びましょう♪


  3種類の差は明確

大きく分けて3種類のカテゴリーに分けられる鉄観音。
3種類は簡単に分けることが出来ないと思います。
それは、色々な理由がありますが、一番大きなポイントは、
「意識して比べながら飲んだ事があるか?」という事だと思います。

経験と知識の差が出てくるとも言えるでしょう。
最低でも一つの種類を5等級は飲まなければわからないと思います。

日本で滅多に顔を見せない「酸香」
流通量がそれほど多くない「原味」
日本での流通量が一番多い「花香」

安渓鉄観音とは、奥が深すぎる茶葉である。


  酸香という名の皇帝

安渓鉄観音の大会に参加出来るのは、
ほぼこの「酸香」の安渓鉄観音でしょう。
中国のマーケットでも最も価格が高い鉄観音です。
尚かつ、生産出来る量は限りなく少ないです。

一度でもこの酸香を好きになってしまうと、
他の鉄観音が飲みにくくなってしまうほどの味わい。
それ故に「皇帝」と名付けました。


  鉄観音本来の味を背負う軍師「原味」

鉄観音本来の香りを飲んだ事がある方は少ないと思います。
それは、懐かしいような素朴な味が茶葉の中にあるのです。
変わることなく守り続けられている鉄観音。

茶葉の出来によって等級毎に分けられます。
等級毎にまったく香りと味が違うのも面白いです。
最高級の「原味」は、わずかにミルクの香りを含みます。
他には、「芋」や「栗」の香りがする「原味」があります。

鉄観音があるべき姿を守り続け、
更に鉄観音の発展を願うその志は「軍師」のようです。


  将軍と名付けたい「花香」

香りを操っているかの如く振る舞う「花香」
それは、作るプロセスにおいて何の香りが強いか。
クチナシの花、蘭の花、金木犀の花・・・etc。

花香の多くの方を魅了し続ける香りは、
鼻から脳に届き、脳を染めるかのようです。
純度の高い茶葉を口に含んだ瞬間、
「将軍」と名付けられた華麗さに気付かれることでしょう。

3種類の説明は、わかっていただけましたか?
所々、言葉を綺麗にしていますが。(^^;)


  変幻自在の等級

3種類に分類されたら終わりではありません!(^^)
この中に複雑に交差する等級がございます。
この等級が中国茶の醍醐味♪
これが中国茶を一言で語ることが出来ない理由です。

安渓鉄観音という中に大きく3種類あり、
その3種類の下には、無数に存在する等級。
等級が変われば香りも味も形も後味もまったく違います。


  安渓鉄観音はおいしい?

これは個人的な見解になってしまうのですが、
お話をしなければならない事だと感じておりますので、
この場を借りて、お話させて頂きます。

お客様の中には、「安渓鉄観音が嫌い。」
と仰られる方が何人かいらっしゃいました。
しかし、そのコメントを受け止められない私がいます。m(_ _)m

安渓鉄観音と名の付くお茶は、1000種以上は軽くあります。
その中で、私が飲んだ事のある種類でも300種前後です。(2年間で)
確かに、私の口に合わない鉄観音もあります。

お伝えしたいことは、
全ての鉄観音を否定出来ないという事です。

簡単な例を挙げるとすれば、
お寿司のマグロが嫌いという事と同じなのです。
実際、食べたのは、○○というマグロの赤身だとします。

マグロには「赤身・中トロ・大トロ」があります。
種類には「本マグロ・インドマグロ・メバチ・キハダ・マカジキ…etc」
更にマグロの大きさも重要なポイントですね。
(大きさによって脂の乗りが全然違います。)

マグロに詳しい方なら、
「本マグロの大トロは、絶対おいしい!」
というような熱い意見が飛んできそうです・・・。(^^;)

まとめさせて頂きますが、
何種類か試してみても安渓鉄観音を評価するのは??
色々な香り、色々な味、色々な後味、純度の違い…etc。

安渓鉄観音という中国茶の中に、
きっと自分の好きな味があると思います。
そして、好きな味は少しずつ変化します。(^^)


  茶葉を販売するという責任と限度

茶葉を販売するという事は、
テイスティングした人間が試されるのと同じだと思います。
1000種類以上ある鉄観音ですので、好き嫌いはあります。
その中の50種類以上をテイスティングして私は販売しています。

それは、言い換えれば私の経験と知識で判断した鉄観音です。
この鉄観音がお気に召さないような事もあると思います。
その時は、私に意見を言って頂ければ幸いです。

好きな味は、みなさん違います。(^^;)
私は、中国は広州で毎日2L以上のお湯を使用して、
何種類もの中国茶を飲んで研究しています
それが、私の使命だと思っております。

当店の安渓鉄観音を試して頂き、
おいしいと思う鉄観音がない場合は、
お客様の好きな種類。お客様の好きな等級。
を見つけるお手伝いをさせて頂きたく思います。

私が望む「以茶會友」のあるべき姿でもあります。
今後ともよろしくお願いいたします。


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